2013年1月31日木曜日

欧州最強のWBCオランダ代表チームと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、第三回WBCのオランダ代表メンバーの情報。

欧州でもっとも野球がさかんな国といえば、欧州選手権で最多優勝20回を誇るオランダ。国内にプロリーグがあり、常に才能ある選手が供給されるシステムが確立しているのはもちろんのこと、オランダの強さを語る上で「オランダ領」に触れないわけにはいきません。カリブ海に浮かぶキュラソー島はドミニカ、プエルトリコ、キューバと同じく優良な野球選手の宝庫。メジャーで活躍するオランダ籍選手の多くがキュラソー島の出身者です。

過去のWBCでは、第一回大会は第1次ラウンドで敗退したもののパナマにコールド勝ちを収め、第二回大会はドミニカに2度も勝利して第2次ラウンドに進出するなど、もはや「台風の目」ではなく立派な強豪と言って良いほどの成果を上げています。

今回の主なメンバーは次の通り。

投手   ジェアー・ジャージェンス
投手   ルーク・ファン・ミル

内野手  ユレンデル・デキャスター
内野手  ジュリクソン・プロファー
外野手  ウラディミル・バレンティン
外野手  アンドリュー・ジョーンズ

投手でメジャー実績があるのは通算53勝のジャージェンス。故障などで昨年はマイナー落ちも経験しましたが、今季はオリオールズと契約。健在ぶりをWBCでアピールしたいところです。またツインズ傘下のマイナーでプレー中のファン・ミルはマイナー最長身2m16cm。この上背から150km/hを超える速球を投げるそうです(与田剛さんは157km/hを投げました)ので、ぜひ実際に見てみたいですね。

ジャージェンス以外のメンバーの大半はマイナーリーガー。しかし注目は何と言っても今回初参加で2013年のMLB公式サイトのプロスペクト(有望株)No.1にランクされている超有望株、プロファー。昨年、19歳でAAAを飛ばしてテキサス・レンジャースでデビューしたプロファーは、デビュー戦でホームランを放つ離れ業をやってのけファンを驚嘆させました。外野には東京ヤクルトで活躍するバレンティンと今年楽天と契約したジョーンズの日本コンビ。バレンティンはマリナーズでメジャーデビューした当時は長打力から怪童と恐れられましたが、低打率にあえぎ活躍の場を日本に求めました。ジョーンズはこのところ毎年チームを転々としていますが、まだ35歳。メジャー通算434本塁打の長打力に、やや衰えたとはいえ強肩の外野守備は見ものです。二人に共通している点は、バレンティンはマリナーズで、ジョーンズはヤンキースで、イチローとチームメイトであったことでしょうか。

他には前回大会で好調を見せたリーダー格のユレンデル・デキャスターが今回も参加。現在は独立リーグでプレーしているそうですが、身体能力は桁外れのものを持っていますので要警戒です。この不気味なチームと対戦するとしたら、与田剛投手コーチはどのような策を日本のピッチングスタッフに授けるでしょうか。




1 件のコメント:

  1. オランダ野球に釘付け2013年2月4日 18:42

    初めまして。

    他のサイトやツイッター等で仕入れた情報ですがオランダは野手陣にオランダ領の選手が

    バッテリーにオランダ本土出身の選手が偏る傾向があるみたいです。ジャージェンスはキュラソー出身ですが。野手で主な本土出身の選手を挙げると外野手のカリアン・サムスと内野手のディディ・グレゴリウスでしょうか。彼らも身体能力に優れている黒人系の選手なので試合でのパフォーマンスに注目したいですね。

    返信削除