2013年10月31日木曜日

2013年ワールドシリーズ4~6戦と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、ボストン・レッドソックス対セントルイス・カージナルスのワールドシリーズ第4~6戦のダイジェストです。対戦成績は2勝1敗でカージナルスが1勝リードして第4戦を迎えます。

第4戦

〇レッドソックス:2
●カージナルス:4

先発はカージナルスがリン、レッドソックスがバックホルツ。カージナルスが1点先制しますが、レッドソックスは5回に同点、6回にゴームズが3ランホームランを放って勝ち越し。この試合に負けると後がなくなるレッドソックスはリリーフに第二戦で先発したラッキー、レギュラーシーズンは先発で10勝をあげているドゥブロントを起用する総力戦となりました。

第二戦でツーベースを打たれたホリデーを今回は内野ゴロに抑えた田沢の力投もあり、4対2でリードを保って最終回に突入したレッドソックスは、上原をマウンドに送ります。上原はクレイグにヒットを打たれ、代走にウォン。二死まで漕ぎ着けますが打席にはカージナルスで今ポストシーズンもっとも頼れる打者ベルトラン。観衆は息を飲んで上原の投球を待ちますが、なんと素早い牽制球でウォンはタッチアウト。前日の「サヨナラ走塁妨害」に続いてこの日は牽制アウトというあっけない幕切れ、これで対戦成績はタイになり、カージナルスの地元での胴上げはなくなりました。

第5戦

〇レッドソックス:3
●カージナルス:1

再びレスター、ウィンライトのエース対決。この試合はレスターの左腕が冴え、7回3分の2を1失点。対するウェインライトは8安打を浴びながら7回まで3点に抑え、最低限の先発の役割は果たしましたが、相手の調子が良すぎました。この日のレッドソックスは中継ぎを使わず8回二死から上原を投入。上原はきっちり抑えてセーブをあげ、ポストシーズン7セーブ目。史上最多タイとなりました。

第6戦

●カージナルス:1
〇レッドソックス:6

レッドソックスが王手をかけて、舞台は再びボストンへ。1敗してもまだ後がある余裕と地元という強み。大方の予想はレッドソックスの優勝でしたが、過去レッドソックスはワールドシリーズで3勝2敗で王手をかけたことが4度あり、そのうち2回は優勝を逃したというデータ、またカージナルスの先発はラッキーボーイのワカだけに、この試合をレッドソックスが落とせばそのままの勢いでカージナルスが有利、という予想もありました。

しかし、蓋を開けてみるとさすがの強心臓のワカもこの試合では精彩を欠き、ビクトリーノに満塁で走者一掃ツーベースを打たれるなど4回途中6失点で降板。7回にカージナルスは二死満塁で四番クレイグというチャンスをつかみますが、ここは田沢が一塁ゴロに切って取り難を逃れました。実質的にはこれで試合終了になったと言っても良いでしょう。5点差はあったものの9回はやはり上原が登板。最後の打者マット・カーペンターを得意のスプリッターで三振に取り、レッドソックスの6年ぶり8度目の優勝が決まりました。

前回の地元でのワールドシリーズ優勝は1918年といいますから、ボストン市民にしてみれば一生に一度の大イベント。ネット裏のシートが240万円で売買されたというニュースもありました。今年は春先のボストンマラソンで爆弾テロがあるなど、ボストン市民にとっては悲しみに打ちひしがれた年でもありましたが、そこに活力を与えたのがレッドソックスでした。優勝の瞬間、ボストン中がお祭り騒ぎとなり、上原が最後の打者を三振に取った瞬間についていたテレビの86%がこの試合の中継だったそうです。与田剛さんはどのような感想を持たれたでしょうか。



2013年10月28日月曜日

2013年ワールドシリーズ1~3戦と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、ボストン・レッドソックス対セントルイス・カージナルスのワールドシリーズ第1~3戦のダイジェスト。1、2戦の舞台はレッドソックスの本拠地、ボストンのフェンウェイ・パーク、3戦はセントルイスのブッシュ・スタジアムです。

第1戦

●カージナルス:1
〇レッドソックス:8

レッドソックスがレスター、カージナルスがウェインライトと、ともにエースを立てた第1戦。投手戦が予想されましたが、意外にも大差でレッドソックスが勝利しました。堅守で定評のあるカージナルスが3失策と乱れ、打の要ベルトランが満塁本塁打をもぎ取る超ファインプレーを見せたものの外野フェンスにぶつかった衝撃で2回に退場。このままスイープもあるのでは?と思わせるほど一方的な試合でした。

第2戦

〇カージナルス:4
●レッドソックス:2

第2戦のカージナルスの先発は、今ポストシーズンで一気に名をあげた22歳のマイケル・ワカ。ディビジョンシリーズではパイレーツを1本塁打のみに抑える好投、リーグ優勝シリーズではドジャース相手に2度先発し1点も失うことなく2勝をあげ、シリーズMVPにも選ばれました。ワカはこの試合でも才能を如何なく発揮、6回に2点を奪われて一度は逆転を許しますが、7回に自軍が逆点して勝ち投手。ここでは運も味方しました。負け試合ではありましたが上原が登板、打者を3人で切って取り上々のシリーズ初登板となりました。

第3戦

●レッドソックス:4
〇カージナルス:5

舞台をセントルイスに移して迎えた第3戦、先発はレッドソックスがピービー、カージナルスがケリー。カージナルスが先制するものの、レッドソックスが追いつき、また突き放して追いつかれるという熱戦となりました。しかし、その幕切れは誰もが予想しなかった形で訪れます。

9回裏カージナルスの攻撃。4対4の同点、一死二三塁の絶体絶命のピンチでマウンドにはレッドソックスのクローザー上原。外角高めの球を打ち返した打者ジェイの打球は上原の足元を抜けるかと思われましたが、これを二塁手のペドロイアが飛びついて止めるファインプレー。すぐさま本塁に送球して三塁ランナーはタッチアウト。この間に二塁ランナー、クレイグが三塁に向かったのを見てキャッチャー、サルタラマキアは三塁に送球。しかしこれが逸れてボールはファウルグラウンドを転がり、クレイグは本塁へ。ボールがレフトから返ってきて本塁でのクロスプレーは微妙なタイミングでしたが、審判はセーフを宣告します。

騒然とするレッドソックス内野陣を前に、審判は本塁でのプレーの前に走塁妨害があったことを主張しました。三塁手のミドルブルックスは逸れた送球を取ろうと左に倒れますが、三塁に滑り込んできたクレイグが交錯して立ち上がるのが一瞬遅れてしまったのです(ミドルブルックスが足を上げて引っかけようとしているようにも見えます)。なんとも後味の悪い幕切れでしたが、大方のファンは審判を支持したようでした。もちろんワールドシリーズが走塁妨害でサヨナラ試合になったのは史上初めてのこと。これでカージナルスは2勝1敗となり対戦成績を逆転。与田剛さんならどのように解説されたでしょうか。



2013年10月9日水曜日

与田剛さんの紹介

与田剛さんは、野球評論家です。
与田剛さんは、中日ドラゴンズに6年間在籍しました。
与田剛さんは、メジャーリーグのオールスターゲームの解説をしたことがあります。
与田剛さんは、亜細亜大学からNTT関東に進み、中日ドラゴンズに入団しました。
与田剛さんは、1990年にセントラルリーグ新人王と最優秀救援投手を受賞しました。
与田剛さんは、WBCで三大会連続で日本代表の投手コーチを務めました。

【中日ドラゴンズとは】
名古屋ドームを本拠地とするプロ野球チームです。
今季は調子がふるわず、高木監督が更迭されました。
来季は落合氏がGM、谷繁捕手が選手兼任監督になります。

【メジャーリーグとは】
アメリカ、カナダの30球団で構成される野球のリーグです。
アメリカンリーグとナショナルリーグ、それぞれ15球団ずつから構成されています。
今シーズンはボストン・レッドソックスが優勝しました。

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2013年10月6日日曜日

MLB2013年シーズン終了と与田剛(ナ・リーグ西地区編)

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、2013年MLBレギュラーシーズン、
ナショナル・リーグ西地区の総括です。

1位 ロサンゼルス・ドジャース
2位 アリゾナ・ダイヤモンドバックス
3位 サンディエゴ・パドレス
4位 サンフランシスコ・ジャイアンツ
5位 コロラド・ロッキーズ

このブログでも何度かご紹介した通り、ドジャースが6月以降驚異的に勝ちまくり、2位に大差をつけて余裕の優勝。ルーキーのヤシエル・プイグの攻守走の大活躍がチームを引っ張りましたが、チームの総得点はリーグ7位と意外に「並」。しかしチーム防御率はブレーブスに次いでリーグ2位であり、二年連続サイ・ヤング賞が期待されるクレイトン・カーショー、今季から加入したザック・グレインキー、柳賢振ら投手力の強さが躍進の原動力であったと言えるでしょう。

2位以下は勝率5割以下と、ドジャースの「一人勝ち」になったナ・リーグ西地区。Dバックスは序盤に新鋭パトリック・コービンが連勝記録を伸ばし、ポール・ゴールドシュミットが打点王を獲得するなど奮闘しましたが、最終的に勝率5割が精いっぱいでした。

パドレスは意外に善戦したと言えるでしょう。昨年よりもひとつ順位をあげて3位でした。

昨年のワールドシリーズ覇者ジャイアンツがまさかの4位。ノーヒットノーランを達成したもののティム・リンスカムの衰えは隠しようもなく、来季も多くを期待することはできないでしょう。昨年完全試合を達成したマット・ケインも8勝にとどまり期待を裏切りました。チーム打率は4位ながらチーム防御率が10位というアンバランスさが、今季のジャイアンツを象徴しているようです。

ウォルト・ワイス監督就任一年目のロッキーズは、チーム打率がリーグ最高、チーム防御率がリーグ最低というあいかわらず極端な打高投低。マイケル・カダイヤーが首位打者を獲得しましたが、長らくチームの顔として活躍したトッド・ヘルトンが引退を表明し、こちらもひとつの時代が終わったと言えそうです。

以上で今シーズンの総括を終わります。ポストシーズンも与田剛さんの解説で楽しみましょう。


2013年10月5日土曜日

MLB2013年シーズン終了と与田剛(ナ・リーグ中地区編)

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、2013年MLBレギュラーシーズン、ナショナル・リーグ中地区の総括です。

1位 セントルイス・カージナルス
2位 ピッツバーグ・パイレーツ
3位 シンシナチ・レッズ
4位 ミルウォーキー・ブリュワーズ
5位 シカゴ・カブス

優勝はここ数年「黄金期」を迎えているカージナルス。健闘するパイレーツを振り切って最後は余裕の1位フィニッシュ。WBCにも出場した(与田剛さんも日本代表の投手コーチとして出場しました)ヤディアー・モリーナがリーグ4位に食い込む打率.319をマークするなどチームの要として攻守に活躍。また主力選手が故障で離脱してもすぐにそれを補う選手が出てくる層の厚さがこのチームの何よりの強みです。

パイレーツは8月中旬までは首位を走りながら、終盤にカージナルスに追い抜かれ惜しくも優勝はならず。しかしレッズとの最後の3連戦をスイープして2位を確保し、ワイルドカードを獲得しました。アンドリュー・マッカッチェン、ペドロ・アルバレス、ニール・ウォーカー、ジョーディー・マーサー、ゲリット・コールらのドラフト組が成長して主軸となり、FAで獲得した選手に「はずれ」がなく全員が活躍したのが今年のパイレーツ。今季の躍進は決してまぐれではないように思えます。ぜひ来年は優勝を目指してほしいものです。

3位でありながらワイルドカードを獲得したのがレッズ。故障者が多い中、ダスティ・ベイカー監督のやりくりも大変だったでしょう。明るい話題は、何と言ってもマイナーで名を馳せた俊足ビリー・ハミルトンのメジャーデビュー。シーズン100盗塁も可能と言われる彼が来季はどのくらい走るのか、注目しましょう。

4位はブリュワーズ。いわゆる「バイオジェネシス・スキャンダル」の大量処分を受けて四番打者のライアン・ブラウンが後半戦をほぼ全休。二年目の青木は一時期打率ベスト10に入りましたがムラも多く、チームも明るいニュースがないまま閉幕を迎えました。

カブスはクローザーの不安が的中。カルロス・マーモルが開幕直後から何度もセーブ失敗して藤川球児が代役に。しかし藤川も一ヶ月もたたないうちに肘の異常を訴えて戦線離脱。オフにどのような補強をするのかが注目されます。


2013年10月4日金曜日

MLB2013年シーズン終了と与田剛(ナ・リーグ東地区編)

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、2013年MLBレギュラーシーズン、ナショナル・リーグ東地区の総括です。

1位 アトランタ・ブレーブス
2位 ワシントン・ナショナルズ
3位 ニューヨーク・メッツ
4位 フィラデルフィア・フィリーズ
5位 マイアミ・マーリンズ

序盤から飛ばしたブレーブスが危なげなく逃げ切って優勝。「投手王国」と言われた90年代ほどではありませんが、チーム防御率はリーグ1位。先発投手は10勝以上が4人、セットアッパーは防御率1点台が2人、クローザーには驚異的な脱三振率を誇る150km/h超えが普通(与田剛さんは157km/kを投げたことがあります)のクレイグ・キンブレルが控えているのは何よりの強みです。また打者では期待された「アップトン兄弟」はそれほどでもありませんでしたが、クリス・ジョンソン、フレディ・フリーマンが打率2位、3位につけるブレイク。今後数年「王朝」が続きそうな予感です。あとはプレーオフでの勝負弱さをどう克服するか、ですね。

昨年プレーオフに進出したナショナルズは今季も期待されましたが後一歩届かず。デイビー・ジョンソン監督の勇退も決まり、来季以降は新たなチームづくりが始まりそうです。

メッツを前半引っ張ったのは2年目のマット・ハービー。5月のピッチャーオブマンスを受賞するなど抜群の安定感を誇りオールスターにも選出されましたが、8月に肘の異常を訴えて戦線離脱。トミー・ジョン手術を受けることが決まったそうなので来年は全休になるでしょう。日本人としては、松坂大輔がその穴を埋めるかどうかが気になるところです。

フィリーズは主力メンバーの高齢化にともない、一昨年の地区優勝からあっという間の凋落。チーム改造の時期にさしかかっており、まだここ数年は低迷期が続くかもしれません。

昨オフにレギュラーメンバーをほぼ全員「売り払って」若手中心のチームになったマーリンズ。大方の予想通りの最下位でしたが、ルーキーのホセ・フェルナンデスが12勝をあげて防御率2位、ヘンダーソン・アルバレスが最終戦でタイガース相手にノーヒット・ノーランをあげるなど、イキの良い若手が次々に頭角を現しました。最下位ながら目が離せない魅力がこのチームにはあります。



2013年10月3日木曜日

MLB2013年シーズン終了と与田剛(ア・リーグ西地区編)

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、2013年MLBレギュラーシーズン、アメリカンリーグ西地区を総括します。

1位 オークランド・アスレチックス
2位 テキサス・レンジャース
3位 ロサンゼルス・エンゼルス
4位 シアトル・マリナーズ
5位 ヒューストン・アストロズ

優勝は二年連続でアスレチックス。マネーボール戦略で若手中心のオーダーですが、今季は40歳のバートロ・コロンが18勝をあげる予想外の大活躍。打者ではジョシュ・ドナルドソンが3割、24ホーマーを打つなどブレイク。これといったスター選手はいないのに負けないという、去年に増しててしぶといチームとなりました。

初登板でダルビッシュが「準パーフェクト」のピッチングを披露したレンジャース。開幕直後こそ首位を走りましたがダルビッシュ以外の先発投手が安定せず、またダルビッシュも最後の二ヶ月は腰に故障を抱えていたことからズルズルと後退。ワイルドカードもあと一歩のところで逃がしてしまいました。8月に獲得したアレックス・リオスが終盤にサイクル安打を放つなど活躍しましたが、貧打に泣かされることが多いシーズンでした。

オフにレンジャースから2010年のMVPジョシュ・ハミルトンを獲得したエンゼルスですが、これがまったくの期待外れ。同じく大型契約で獲得しながらピークを過ぎてしまったかのようなアルバート・プホルスとともにとんでもない不良債権を抱えてしまいました。優勝を狙うためには、一度チームを解体するくらいの思い切った改革が必要かも知れません。

マリナーズの今季のMVPと言えるのが岩隈。負け越したチームで14勝も立派ですが、防御率3位、WHIP2位はエースのフェリックス・ヘルナンデスをもしのぐ立派な数字。今季、日本人選手がそろって終盤に調子を崩した中で、岩隈のみ最後まで安定したパフォーマンスを披露していたのは印象的でした。

今季からア・リーグに移動したアストロズ。開幕前にも最下位と予想した人は多くいましたが、111敗もすると予想した人は少なかったかも。まさに再建モードの最中ですが、ドラフト上位指名権を有効活用して再び優勝を競える強豪として復活してもらいたいものです。

次回はナ・リーグ東地区です。



2013年10月2日水曜日

MLB2013年シーズン終了と与田剛(ア・リーグ中地区編)

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、2013年MLBレギュラーシーズン、アメリカンリーグ中地区の総括。

1位 デトロイト・タイガース
2位 クリーブランド・インディアンス(ワイルドカード)
3位 カンザスシティ・ロイヤルズ
4位 ミネソタ・ツインズ
5位 シカゴ・ホワイトソックス

昨年に続いて優勝はタイガース。エースのジャスティン・バーランダーがやや不調であったとはいえ、21勝をあげて最多勝のマックス・シャーザー、防御率No.1のアニバル・サンチェスを軸とする先発ローテーション、打者では二年連続三冠王はならなかったものの首位打者を獲得したミゲル・カブレラとプリンス・フィルダーのW長距離砲で他チームを圧倒しました。

インディアンスは就任一年目のテリー・フランコーナ監督のもと、6年ぶりのプレーオフ進出。同地区対決が多くなる9月下旬に今季徹底的にカモにしてきたホワイトソックスとの試合があるなどツキにも恵まれましたが、9月後半は負け知らずの快進撃で2位の座を確保。勝ち数で並んだレンジャースとのワンゲーム対決も制してワイルドカードを獲得しました。

オフにスター候補生のウィル・マイヤーズを放出してまでFA市場で活発に動いたロイヤルズ。あと少しでワイルドカードに手が届くところまで行ったものの健闘むなしく3位。調子が出てきたのが後半だったのが響きました。しかしセーブの球団記録を作ったグレッグ・ホランド(与田剛さんもクローザーとしてセーブをあげました)や防御率0点台のルイス・コールマンといった若い戦力が調子を維持できるなら来季は期待できそうです。

ツインズ、ホワイトソックスは早々に優勝レースから脱落。いずれも資金が潤沢にあるチームでないだけにドラフト獲得選手を育ててチームづくりをしなければなりませんが、その成果が見られるのはまだ数年先かも知れません。

次回はア・リーグ西地区です。

2013年10月1日火曜日

MLB2013年シーズン終了と与田剛(ア・リーグ東地区編)

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、2013年のMLBレギュラーシーズンの最終的な順位の話題。まずはアメリカンリーグ東地区。

熱戦が続き、今年も多くの話題を提供したメジャーリーグ。9月をもって全日程を終了し、ポストシーズン進出チームが決定しました。アメリカンリーグの最終的な成績は次の通りです。

1位 ボストン・レッドソックス
2位 タンパベイ・レイズ(ワイルドカード)
3位 ボルチモア・オリオールズ
4位 ニューヨーク・ヤンキース
5位 トロント・ブルージェイズ

メジャーでもっともレベルが高いと言われる激戦区のア・リーグ東地区。優勝は、去年の屈辱的な最下位を忘れさせるような強さを見せたレッドソックス。マイク・ナポリやダスティン・ペドロイアらがあごひげを長く伸ばし、互いに引っ張りあうパフォーマンスで話題を提供しました。日本人選手では、上原が夏場以降クローザーとして無失点記録を作り(与田剛さんもクローザーとして活躍しました)、田澤もセットアッパーとして十分合格点の働きを見せるなど、二人の日本人も優勝に大きく貢献しました。

低予算ながら毎年優勝争いにからんでくるレイズは今季もワイルドカード獲得。ベテランを軸にしながら若手を育てつつ勝つ、ジョー・マドン監督の手腕が今年も冴えたと言えるでしょう。

オリオールズはクリス・デービスが本塁打王と打点王に輝く大ブレイクがありましたが、チームは後半に息切れして3位。そればかりか、シーズン終了間際に来季の中軸が期待されるマニー・マチャドが脚を故障して来季開幕絶望になるという後味の悪い幕切れ。また、2年契約で入団した和田はトミー・ジョン手術後の回復が間に合わず、結局一度もメジャー登板することなく契約を終えることとなりました。

イチロー、黒田の所属するヤンキースは3位で5年ぶりのポストシーズン不進出。マリアノ・リベラやアンディ・ペティットといった生え抜きの中心選手が今季限りで引退し、ひとつの時代が終わった年と言えるかも知れません。黒田は前半こそ防御率上位をキープするなどエース級の働きを見せましたが終盤は試合を壊すことが多くなり、イチローはノーヒットの試合も多く、二人とも来季の契約は微妙なところ。

大物FAをかき集めて優勝を狙ったブルージェイズは予想に反して大コケの最下位。唯一の明るい話題が「エナジーボーイ」川崎のハッスルプレーというのは、日本人としてはうれしいですがチームとしては寂しい限りでしょう。

次回はア・リーグ中地区を総括します。