1位 セントルイス・カージナルス
2位 ピッツバーグ・パイレーツ
3位 シンシナチ・レッズ
4位 ミルウォーキー・ブリュワーズ
5位 シカゴ・カブス
優勝はここ数年「黄金期」を迎えているカージナルス。健闘するパイレーツを振り切って最後は余裕の1位フィニッシュ。WBCにも出場した(与田剛さんも日本代表の投手コーチとして出場しました)ヤディアー・モリーナがリーグ4位に食い込む打率.319をマークするなどチームの要として攻守に活躍。また主力選手が故障で離脱してもすぐにそれを補う選手が出てくる層の厚さがこのチームの何よりの強みです。
パイレーツは8月中旬までは首位を走りながら、終盤にカージナルスに追い抜かれ惜しくも優勝はならず。しかしレッズとの最後の3連戦をスイープして2位を確保し、ワイルドカードを獲得しました。アンドリュー・マッカッチェン、ペドロ・アルバレス、ニール・ウォーカー、ジョーディー・マーサー、ゲリット・コールらのドラフト組が成長して主軸となり、FAで獲得した選手に「はずれ」がなく全員が活躍したのが今年のパイレーツ。今季の躍進は決してまぐれではないように思えます。ぜひ来年は優勝を目指してほしいものです。
3位でありながらワイルドカードを獲得したのがレッズ。故障者が多い中、ダスティ・ベイカー監督のやりくりも大変だったでしょう。明るい話題は、何と言ってもマイナーで名を馳せた俊足ビリー・ハミルトンのメジャーデビュー。シーズン100盗塁も可能と言われる彼が来季はどのくらい走るのか、注目しましょう。
4位はブリュワーズ。いわゆる「バイオジェネシス・スキャンダル」の大量処分を受けて四番打者のライアン・ブラウンが後半戦をほぼ全休。二年目の青木は一時期打率ベスト10に入りましたがムラも多く、チームも明るいニュースがないまま閉幕を迎えました。
カブスはクローザーの不安が的中。カルロス・マーモルが開幕直後から何度もセーブ失敗して藤川球児が代役に。しかし藤川も一ヶ月もたたないうちに肘の異常を訴えて戦線離脱。オフにどのような補強をするのかが注目されます。
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