1位 オークランド・アスレチックス
2位 テキサス・レンジャース
3位 ロサンゼルス・エンゼルス
4位 シアトル・マリナーズ
5位 ヒューストン・アストロズ
優勝は二年連続でアスレチックス。マネーボール戦略で若手中心のオーダーですが、今季は40歳のバートロ・コロンが18勝をあげる予想外の大活躍。打者ではジョシュ・ドナルドソンが3割、24ホーマーを打つなどブレイク。これといったスター選手はいないのに負けないという、去年に増しててしぶといチームとなりました。
初登板でダルビッシュが「準パーフェクト」のピッチングを披露したレンジャース。開幕直後こそ首位を走りましたがダルビッシュ以外の先発投手が安定せず、またダルビッシュも最後の二ヶ月は腰に故障を抱えていたことからズルズルと後退。ワイルドカードもあと一歩のところで逃がしてしまいました。8月に獲得したアレックス・リオスが終盤にサイクル安打を放つなど活躍しましたが、貧打に泣かされることが多いシーズンでした。
オフにレンジャースから2010年のMVPジョシュ・ハミルトンを獲得したエンゼルスですが、これがまったくの期待外れ。同じく大型契約で獲得しながらピークを過ぎてしまったかのようなアルバート・プホルスとともにとんでもない不良債権を抱えてしまいました。優勝を狙うためには、一度チームを解体するくらいの思い切った改革が必要かも知れません。
マリナーズの今季のMVPと言えるのが岩隈。負け越したチームで14勝も立派ですが、防御率3位、WHIP2位はエースのフェリックス・ヘルナンデスをもしのぐ立派な数字。今季、日本人選手がそろって終盤に調子を崩した中で、岩隈のみ最後まで安定したパフォーマンスを披露していたのは印象的でした。
今季からア・リーグに移動したアストロズ。開幕前にも最下位と予想した人は多くいましたが、111敗もすると予想した人は少なかったかも。まさに再建モードの最中ですが、ドラフト上位指名権を有効活用して再び優勝を競える強豪として復活してもらいたいものです。
次回はナ・リーグ東地区です。
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