2013年2月2日土曜日

窮地に立たされたA-ロッドと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、禁止薬物の使用疑惑が報じられ、窮地に立たされているA-ロッドことニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲス三塁手の話題。

現在、リーグをあげて禁止薬物の一掃に取り組んでいるMLB。過去の大スターであるマーク・マグワイア、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、サミー・ソーサらの殿堂入りを許さず、昨年はシーズン中に禁止薬物の使用が認められたオークランド・アスレチックスのバートロ・コロン、サンフランシスコ・ジャイアンツのメルキー・カブレラらに出場停止処分を下しています。

そんな環境にありながらも、新たな火種が見つかりました。マイアミの新聞が、アンソニー・ボッシュという医師がメジャーリーガー数名に禁止薬物であるヒト成長ホルモン(HGH)を提供していた可能性があるとスクープ。そこに上がった名前は前述のコロン、カブレラに加え、ロドリゲス、ワシントン・ナショナルズのジオ・ゴンザレス投手、テキサス・レンジャーズのネルソン・クルーズ外野手、サンディエゴ・パドレスのヤズマニ・グランダル捕手ら。ロドリゲスはすぐさま記事内容を否定、ゴンザレスも「そんな医師に会ったこともない」と潔白を主張しています。

これに対し、MLB機構はクリニックを調査すると同時に疑惑の選手の面談を行うことを決定。薬物の使用が認められた場合、選手は50試合の出場停止処分になる見込みです。

ロドリゲスは、実は以前にも禁止薬物の使用疑惑で名前が上がっており、その際には2001年から2003年のレンジャース時代の使用は認め、その後は潔白であると主張してきました。それだけに、今回の疑惑がクロなら嘘をついていたことになり、出場停止ばかりでなく引退後の殿堂入りも絶望的になると言われています。

ロドリゲスといえば、歴代のメジャーリーガーの中でも間違いなくトップクラスのスーパースター。MVP3回、本塁打王5回、打点王2回、首位打者1回、オールスター出場14回、通算本塁打数647本は歴代5位。輝かしい記録の数々は、普通なら引退後の殿堂入りには十分です。しかし、この記録が薬によるものと認定されれば、記録は残るものの名誉は無視されることになるのです。

またロドリゲスは、2007年に結んだヤンキースとの総額3億ドルという超破格の契約がまだ5年も残っています。しかし成績は給料に見合うものとは言い難く、個人タイトルはこの5年間まったく獲得できていません。さらに昨年のポストシーズンでは低打率に苦しみ、代打を送られたりスタメン落ちするという屈辱も受け入れざるを得ませんでした。これを見て多くのファンは、ロドリゲスが下り坂であり、もはや並の選手であることを強烈に印象付けられたのでした。

ロドリゲスの不調にもっとも頭が痛いのはもちろんヤンキース。そこで、今回の薬物疑惑を渡りに舟と、球団は彼を解雇する、あるいは他チームに放出するつもりではないかといううがった見方をする人もいます。ロドリゲスは、股関節の手術ですでに前半戦の復帰は絶望的と言われていますが、本人は今回の件で引退することはないと言っています。MLB機構との面談結果が注目されますが、今彼がキャリアの窮地に立たされていることは間違いありません。与田剛さんはどのような感想をお持ちでしょう。



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