2013年2月24日日曜日

WBC各国チームの監督・コーチと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、各国チームのロースターが発表になり、いよいよ目前に迫ってきたWBCの監督、コーチの話題。

日本代表は監督に元広島の四番打者・山本浩二さん、投手コーチは元中日のクローザー・与田剛さんですが、他国のメンバーを見てみると、監督やコーチにMLBで最近まで活躍した名前があってファンとしてはうれしい限り。

まず選手選考で「本気」を見せてきたアメリカ代表の監督は、ご存じジョー・トーリ。デレク・ジーター、松井秀喜、アンディ・ペティット、マリアーノ・リベラ、ホルヘ・ポサダらを軸にニューヨーク・ヤンキースの黄金時代を作りあげた名監督です。コーチには、トーリの片腕としてヤンキースのサードベースコーチを務め、ニューヨーク・メッツの監督経験もあるウィリー・ランドルフ。さらに元フィラデルフィア・フィリーズ監督ラリー・ボーワ、元カリフォルニア(現ロサンゼルス)・エンゼルス監督マーセル・ラッチマンがコーチとして脇を固め、なんとメジャー監督経験者が4人という豪華布陣になっています。そしてさらにコーチの「目玉」は通算355勝、四年連続サイ・ヤング賞受賞のグレッグ・マダックス。まだ正式なコーチとしてはメジャーに「復帰」していない稀代の頭脳派投手のコーチデビューをWBCで見られるのは興味深いですね。

日系人選手が多数含まれるブラジル代表は、監督に元シンシナチ・レッズの名遊撃手バリー・ラーキン。レッズ一筋18年のフランチャイズ・プレーヤーは、2004年引退後すぐにレッズのフロントには入らず、まずワシントン・ナショナルズのGM特別補佐に就任し、昨年からブラジル代表の指揮をとっています。現役時代も優れたリーダーシップでチームを盛り上げ、ラテン系の選手とコミュニケーションを取るためにスペイン語を学んだという生真面目な努力家の資質は、ブラジル代表をどこまで押し上げるでしょうか。

ウラディミール・バレンティンにアンドリュー・ジョーンズという日本コンビが参加するオランダ代表の監督は、やはり日本のヤクルトで活躍した「先輩」ヘンスリー・ミューレンス(日本での登録名は「ミューレン」でしたね)。現在はサンフランシスコ・ジャイアンツでコーチを務めており、今季メジャーに挑戦する田中賢介に目をかけているとの報道もありましたが、監督デビューをWBCで飾ることになります。また、オランダ代表の投手コーチは先日殿堂入りを果たした「カーブの芸術家」バート・ブライレブンです。

他に日本でも知名度のある監督・コーチといえば、イタリア代表コーチの「野茂の女房」マイク・ピアザ、日米野球で来日したことのあるカナダ代表コーチのラリー・ウォーカーやべネズエラ代表コーチのアンドレス・ガララーガ、そしてメキシコ代表コーチとして参加するフェルナンド・バレンズエラあたりでしょうか。もちろん監督やコーチがプレーするわけではありませんが、過去にあこがれた選手たちが今度は母国を率いている姿を見るのは感慨深いものがあります。与田剛さんは、そんな呑気なことは言っていられないでしょうが。


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