2013年2月25日月曜日

オークションにかけられた「血染めのソックス」と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、もはやメジャーの伝説ともいえるカート・シリング投手の「血染めのソックス」がオークションにかけられた話題。

「血染めの~」といえば野球漫画でよく出てきますが、漫画のような、というか漫画を超えるようなドラマが展開されたのは2004年のポストシーズン。その年、ボストン・レッドソックスのエースとしてリーグ最多の21勝をあげたカート・シリングは、地区シリーズのロサンゼルス・エンゼルス戦で右足首の腱を断裂する大ケガを負ってしまいます。

レッドソックスはエンゼルスを下して勝ち上がりますが、リーグ優勝シリーズのニューヨーク・ヤンキース戦、無理を押して先発したシリングはあっけなく打ちこまれてノックアウト。チームも緒戦から3連敗し、だれもが「終わった」と思いました。しかし、レッドソックスは意地を見せて2勝3敗と押し返し、そして第6戦、なんとシリングが右足首に手術を受けて再登板。ソックスを血で赤く滲ませながらも鬼気迫る力投で勝利を呼び込み、レッドソックスはMLBのプレーオフ史上初めて3連敗後に4連勝してワールドシリーズに駒を進めたのです。シリングはワールドシリーズでもセントルイス・カージナルスを相手に再度ソックスを血に染めながら勝利、レッドソックスは4連勝してその年のメジャーリーグを制しました(レッドソックスにとっては86年ぶりの優勝でした)。

今回オークションにかけられたのは、ワールドシリーズのほうの血染めのソックス。これは野球殿堂に展示されていたそうですが、このたびシリングの希望でオークションに出品され、92,613万ドルで落札されたそうです。実はシリングは大のゲームマニアで「スタジオ38」というゲーム開発会社を持っていたのですが、倒産。シリングは45億円近く投資していたということで、少しでも資金を作ろうと血染めのソックスをオークションにかけたと噂されています。それと関係あるのかどうか分かりませんが、最近のシリングは自身が解説者を務める(与田剛さんもメジャーリーグ解説者です)ラジオ番組で、「現役時代にレッドソックスのトレーナーから禁止薬物を薦められた」「チーム内に同性愛者がいた」といった爆弾発言を連発。問題を告発するつもりならば「なぜ今頃?」という感がありますし、あまり不用意な発言をされると輝かしい実績が霞んでしまうように思えるのですが。与田剛さんはどのように考えるでしょうか。


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