2013年5月5日日曜日

“Energy Boy”川崎の活躍と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、ハッスルプレーで人気を得ているトロント・ブルージェイズの川崎宗則選手の話題。

憧れのイチロー選手とメジャーで一緒にプレーする夢を追いかけて、昨年シアトル・マリナーズに移籍した川崎。しかしイチローは7月にニューヨーク・ヤンキースにトレードされ、川崎自身もシーズン後に戦力外通告。日本球界に復帰するという憶測も呼びますが、川崎のメジャーの夢はまだ終わっていませんでした。今年になってトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、4月に昇格後ははつらつとしたプレーとコミカルなキャラクターで同僚やファンの心をつかみ、なかなか波に乗れないチームの救世主的存在となっています。

ブルージェイズといえば、昨オフに大型トレードを断行、オールスター級の選手を大勢獲得し、一気に優勝を狙える陣容を整えました。しかしながら鳴り物入りで入団した先発投手陣はなかなか勝てず、正遊撃手ホセ・レイエスはスライディングの際に足首を故障して前半戦絶望。チームは早くも10個負け越して地区最下位に沈んでおり、この調子ではトレード期限までに大物選手を売り払うのではないかと噂されています。

そんな中、レイエスの故障で遊撃手のポジションを得た川崎は、持前のハッスルで離れかけたファンの心を引き戻しました。凡打でも、点差が開いていようとも常に全力疾走。グラウンドでは出身地の方言で「チェスト!」とチームを盛り上げます。打力や守備力ではレギュラーのレイエスに見劣りしますが、地元紙はこぞって川崎を特集。実況アナウンサーは彼を“Energy Boy”と呼び、ホーム球場のロジャースセンターでは右翼スタンドに特製Tシャツを着たファンが集まる「カワサキ・コーナー」ができました。川崎に対して約4万人の地元観衆から大きな歓声と拍手が湧き起こるのを見たイチローは「ジーターがニューヨークに帰ってきたくらいの歓声ですよ」と評したほど。

残念ながら打率は次第に下がってきて現在.216。再びマイナーに落とされてもおかしくない成績ですが、なんとか踏ん張ってシーズン終了までメジャーで活躍してほしいもの。かつてWBCでともに戦った与田剛さんも同じ思いではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿