2013年1月9日水曜日

WBC参加を表明したブラウンと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、WBCアメリカ代表としての出場が決まったと報じられたミルウォーキー・ブリュワーズのライアン・ブラウン左翼手。

再来月に迫ったWBC、与田剛さんが投手コーチを務める日本代表も3連覇に向けて始動しました。主催者でありながらなかなか「本気」を見せてくれないアメリカ代表チームがどんな選手を送り込むのか注目されていますが、一昨年のナショナルリーグMVPであり昨年本塁打王のライアン・ブラウンの参加が決定的になりました。ブラウンはユダヤ系で父親はイスラエルからの移民ということもあり、イスラエル代表としての出場も噂されましたが、アメリカ代表のユニフォームを着ることことを決意したようです。

前述したMVP、本塁打王は言うに及ばず、2007年新人王(与田剛さんも1990年のセ・リーグ新人王です)、オールスター選出5回、シルバースラッガー賞5回(2008年から5年連続)、トリプルスリー(3割、30本、30盗塁)2回(2011年から2年連続)と、すでにフィールドプレイヤーとしての主なタイトルを獲得しているブラウン。まだ29歳ながら、打撃においては弱点らしい弱点が見つからず、現役最高クラスの5ツールプレーヤーと評価されています。アベレージが残せて長打力もある、そのうえ足まで早いとくれば、それだけでスタジアムにお客を呼べるでしょう。

ブラウンは2005年ドラフトでブリュワーズから1位指名を受けて入団、2007年にメジャーデビューし、規定打席不足ながら打率.324、34本塁打、97打点といずれもナ・リーグ新人最高の成績を残します。特に長打率.634はチームメイトのプリンス・フィルダーをしのぐリーグトップ。これは、新人としては1987年のマーク・マグワイアを抜いてメジャー史上最高です。なお、この年のブラウンは三塁手でしたが、エラーが多かったため翌年からはレフトに回されることになります。

2008年からは本格的にチームの主砲として活躍。現デトロイト・タイガースのプリンス・フィルダーとともに恐怖の三・四番を形成し、2011年にはブリュワーズを29年ぶりの地区優勝に導くなどチームの躍進を支えます。これほどのスーパープレイヤーならばFA権を取得したらさぞ高額の年俸契約を勝ち取り、ニューヨーク・ヤンキースやロサンゼルス・ドジャースなどの「金満」球団に移籍するだろうと予想されましたが、2011年にブリュワーズと2016年から5年間の契約延長に合意。2020年までプレーすることを早々と決めて、ブリュワーズファンを感激させました。オールスターで常に上位得票する人気度はこのあたりも関係しているかもしれませんね。

今回のWBCには、2007年にブラウンと新人王を争ったコロラド・ロッキーズのトロイ・トゥロウィッキー遊撃手も参加予定とか(ルーキーイヤーのブラウンは守備がまずく、2位トゥロウィッキーに2ポイントという僅差での新人王獲得でした)。アメリカ代表チームのメンバー発表は16日だそうですが、他にどんな選手が選ばれるか楽しみですね。与田剛さんも注目しているに違いありません。




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