2013年1月22日火曜日

「昨年の顔」が揃ったWBCベネズエラ代表チームと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、第三回WBCのベネズエラ代表メンバーの情報です。

メジャーリーガーを輩出した数ではドミニカの後塵を拝するものの、ここ数年で飛躍的にスーパースターを生み出しているのがベネズエラ。今回のWBCには、非常にバランスのとれた構成のロースターを発表しました。主なメンバーは以下の通りです。

先発投手 フェリックス・ヘルナンデス(2009年AL最多勝、2010年AL最優秀防御率、サイ・ヤング賞)
先発投手 アニバル・サンチェス
先発投手 カルロス・ザンブラーノ(2006年NL最多勝)
救援投手 フランシスコ・ロドリゲス(NL最多セーブ3回)
救援投手 ロナルド・べリサリオ

捕手    ミゲル・モンテロ
一塁手  ミゲル・カブレラ(2012年三冠王、AL本塁打王2回、AL打点王2回)
二塁手  アスドルバル・カブレラ
三塁手  パブロ・サンドバル
遊撃手  エルビス・アンドルス
左翼手  ジェラルド・パーラ(ゴールドグラブ1回)
中堅手  マーティン・プラド
右翼手  カルロス・ゴンザレス(2010年NL首位打者、ゴールドグラブ2回)

控え   マルコ・スクータロ

投手は何といってもサイ・ヤング賞投手である“キング”フェルナンデスがエース。150km/h後半の豪速球と(与田剛さんは157km/hの球を投げました)ハードスライダーを他国は攻略できるでしょうか。まだ個人タイトルはないものの才気あふれるサンチェスが二番手、ヘビーシンカーでゴロを打たせるのが巧いザンブラーノが三番手と予想されます。抑えはここ数年プライベートで問題が多く今ひとつ精彩を欠いている“K-Rod”ことロドリゲス。今はブリュワーズでセットアップに甘んじていますが、母国の代表チームではクローザーは間違いないでしょう。

野手は三冠王M.カブレラが不動の四番、前後を打つのはおそらくゴンザレスとサンドバル。いずれも3割を打てるコンタクトヒッターでありながら長打も狙えるパワーをあわせもっています。足のあるアンドルスがリードオフでかき回し、中軸が長打であっという間に点を取ってしまうシーンが目に浮かぶようです。

守備は一人で何役もこなせる選手が多いのもベネズエラの特徴で、今回もそのような選手を多数選んでいます。スクータロとA.カブレラは内野全部、サンドバルは捕手と一塁手と三塁手、プラドにいたっては投手、捕手をのぞくすべてのポジションを守れます。これは登録人数が少ないWBCにおいては大きなアドバンテージです。

もうひとつベネズエラ代表の特徴をあげるなら、「昨年の顔」的な選手が多数選ばれていることでしょうか。M.カブレラは45年ぶりの三冠王、フェルナンデスは完全試合達成。スクータロとサンドバルはジャイアンツでポストシーズンに大活躍し、スクータロはリーグチャンピオンシップ、サンドバルはワールドシリーズのMVPを獲得。メンバー構成のバランスでいえばベネズエラはドミニカ以上かもしれません。与田剛さんが投手コーチを務める日本代表の三連覇の大きな壁になることは間違いないでしょう。



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