2012年11月3日土曜日

再建モードに入ったマーリンズと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、ストーブリーグ突入と同時に積極的な動きを見せているマイアミ・マーリンズについて。

昨シーズン終了後、フロリダ・マーリンズは新球場オープンに伴い、マイアミ・マーリンズへの球団名変更とユニフォームのデザイン一新を発表。そしてこの記念すべき年に優勝を狙うべく、大型補強を敢行しました。まずFA市場からサンディエゴ・パドレスの守護神ヒース・ベル(与田剛さんも中日の守護神でした)、シカゴ・ホワイトソックスの左腕エースで完全試合の経験もあるマーク・バーリー、2011年にナショナルリーグ首位打者を獲得したニューヨーク・メッツのホセ・レイエス遊撃手を獲得。そして監督は南米系アメリカ人の多い土地柄を考慮して、ホワイトソックスでワールドシリーズ優勝経験のあるベネズエラ人のオジー・ギーエンを迎えました。

しかし結果は惨憺たるもの。結果はフロントの期待を大きく裏切り、シーズン終了後69勝93敗でナショナルリーグ東地区最下位。ベルはセーブ失敗を繰り返し、バーリーは13勝13敗、レイエスも打率.287と期待外れ。そもそもレギュラー野手に3割以上がおらず、投手も13勝のバーリーが最多勝ではとてもプレーオフには出られません。シーズン半ばで匙を投げたフロントは、先発のアニバル・サンチェス投手、オマー・インファンテ二塁手を放出し、引き換えに若手選手を獲得する方針に切り替えていました。唯一明るい材料は、生え抜きのジャンカルロ・スタントンが3割40本に届こうかというバッティングセンスを開花させたことくらいでしょうか。

フロントはギーエン監督の放言癖にも悩まされました。春先にはキューバのカストロ議長を尊敬しているという失言で地元民から総スカンを食い(マイアミはキューバからの亡命者が多く、カストロに対して当然良い感情は持っていません)、謝罪会見を開く羽目に。もっとも、過去にも試合中にツイッターに審判批判を投稿するなど、問題の多い監督ではありましたが・・・。

思い切ったお金の使い方もしますが、結果が出なければすぐに切り捨てるのがマーリンズ流。ジェフリー・ロリア球団社長はワールドシリーズ開催中にギーエン監督の契約解除を発表、19セーブで防御率5点台と期待を裏切ったクローザーのベルをさっそくアリゾナ・ダイヤモンドバックスに放出しました。そして先日、メジャー監督経験のないマイク・レドモンドを新監督に迎える契約を結びます。7年間マーリンズでプレーした経験のあるレドモンドは選手として目立った記録を残せませんでしたが、トロント・ブルージェイズ傘下のマイナー球団で監督を務め、リーグ優勝を一度経験しています。契約は2年間、フロントはそれなりに辛抱するつもりもあるようですが、来年の今頃はどのようになっているでしょうか。与田剛さんも気になるでしょう。






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