2012年10月31日水曜日

2012年ゴールドグラブ賞と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、昨日発表されたゴールドグラブ賞について。

スポンサーであるローリングス社の名前を冠し、正式にはローリングス・ゴールドグラブ・アワードと名付けられたこの賞は、各ポジションごとに今年MLBにおいて守備力でもっとも優れていると評価された選手を表彰するものです(ちなみに日本の同趣旨の賞は「ゴールデングラブ賞」)。外野手は2010年まではポジションに関係なく3人が選ばれていましたが、昨年からポジションを考慮した選出となっています。

前日にノミネート選手が発表され、10月30日に受賞者が以下の通り発表されました。

アメリカンリーグ

捕手 マット・ウィータース(2回目 ボルチモア・オリオールズ)
一塁 マーク・テシェイラ(5回目 ニューヨーク・ヤンキース)
二塁 ロビンソン・カノ(2回目 ニューヨーク・ヤンキース)
三塁 エイドリアン・ベルトレ(4回目 テキサス・レンジャース)
遊撃 J.J.ハーディ(1回目 ボルチモア・オリオールズ)
左翼 アレックス・ゴードン(2回目 カンザスシティ・ロイヤルズ)
中堅 アダム・ジョーンズ(2回目 ボルチモア・オリオールズ)
右翼 ジョシュ・レディック(1回目 オークランド・アスレチックス)
投手 ジェレミー・へリクソン(1回目 タンパベイ・レイズ)
投手 ジェイク・ピービー(1回目 シカゴ・ホワイトソックス)
※AL投手は同得票数で2人選出

ナショナルリーグ

捕手 ヤディアー・モリーナ(5回目 セントルイス・カージナルス)
一塁 アダム・ラローシュ(1回目 ワシントン・ナショナルズ)
二塁 ダーウィン・バーニー(1回目 シカゴ・カブス)
三塁 チェイス・ヘドリー(1回目 サンディエゴ・パドレス)
遊撃 ジミー・ロリンズ(4回目 フィラデルフィア・フィリーズ)
左翼 カルロス・ゴンザレス(2回目 コロラド・ロッキーズ)
中堅 アンドルー・マッカッチェン(1回目 ピッツバーグ・パイレーツ)
右翼 ジェイソン・ヘイワード(1回目 アトランタ・ブレーブス)
投手 マーク・バーリー(4回目 マイアミ・マーリンズ)

もっとも多くの受賞者を輩出したのは今季15年ぶりに勝ち越しとポストシーズン進出を果たしたボルチモア・オリオールズ。延長戦での神がかり的な強さは、やはり守備力の裏付けがあったからと言えるでしょう。

また、初受賞が19人中9人とほぼ半数。今年は守備の面でも新旧交代が進んだ年でした。フレッシュな顔ぶれが出てきた代わりに、同賞の常連であったオマー・ビスケル(遊撃手)、スコット・ローレン(三塁手)、イチロー(外野手)、トリー・ハンター(外野手)などベテランの名前がなくなり、時の流れも感じます。

ところでナ・リーグの二塁手、ダーウィン・バーニーの名前はあまり日本では知られていませんが、実は母方の祖父が日本人、祖母は韓国人。祖父の名字は山本だそうで、本人もどことなくオリエンタルな顔立ちです。メジャーに日本人内野手もいなくなっていることですから、もしテレビに映ることがあれば応援してしまいそうです。

今後何年もこの賞を連続受賞しそうな名手はAL三塁のベルトレ、右翼のレディック、NL右翼のヘイワード、中堅のマッカッチェンといったところでしょうか。NL捕手のモリーナは今年で5年連続ですが、彼の最大のライバルはワールドシリーズで優勝したジャイアンツのバスター・ポージー。すでにベテランの域に達しているモリーナがいつまで捕手守備力No.1の座を守るか、来年以降、レベルの高い戦いになりそうな予感です。与田剛さんはどのように予想されるでしょうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿