2012年10月26日金曜日

奇跡のバットの「その後」と与田剛

皆さんこんにちは。
本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、前回ご紹介したハンター・ペンスの「三度打ち」バットが無事戻ってきたという話題。

サンフランシスコ・ジャイアンツがナショナルリーグの優勝を決めたリーグチャンピオンシップ第7戦、勝負を決定付けたペンスの3点二塁打を生んだバットが球場内の使用済みグッズショップで販売されてしまい、球団が買い戻させてほしいと訴えていることを前回お知らせしました。このバット、折れたために一度のスイングで三度もボールに当たったという前代未聞の現象が超スロービデオ再生で判明、突然「歴史的価値」を持ってしまったのでした。

さて、球団からの告知の翌日、バットを購入したのは自分だと57歳のソフトウェアエンジニアの男性が名乗り出ました。男性はジャイアンツの大ファンでチームグッズのコレクター。しかし「三度打ち」のニュースを聞いて息子と「父さん、これは返すべきだよ」「うん、父さんは正しいことをするよ」という会話を交わしたのだとか。

球団はバットを400$で買い戻し(売値は150$)、バットは無事に持ち主のペンスの手に戻りました。もちろんペンスは大喜び。ペンスは自分のバットすべてに名前をつけているそうで、このバットの名は「フライヤー(フライ打ち?)」だったそうですが、別のバットにサインをして男性にプレゼントしました。

球団はさらに男性の厚意に報いるためにワールドシリーズ第1戦、第2戦の舞台となるAT&Tパークの球団社長のスイートルームに招待、男性は妻とともに地元でのワールドシリーズをVIP待遇で観戦したということです。しかもそのスイートルームにはオーランド・セペダ、ゲイロード・ペリーというジャイアンツのスーパースター級OBも招待されていたとのこと。ジャイアンツファンとして天にも昇るような幸福な時間を味わったのでした。

しかしこの男性、バットを購入したときも、15人の希望者の中からくじ引きで選ばれたのだそうで、かなりの強運の持ち主。しかも男性が招待された2試合でジャイアンツは2連勝、「世界一」に向けてこれ以上ないスタートを切りました。この調子だと、もしワールドシリーズが第6戦、第7戦にもつれこんだら、この男性は再び招待されるかも知れませんね。うらやましい限りです!私たちは日本で与田剛さんの解説で観戦しましょう。


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