2012年11月4日日曜日

来季からア・リーグに移るアストロズと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、来季からアメリカンリーグに移動するヒューストン・アストロズについての話題。

MLBはシーズンが終わった後もニュースが続きますので、まったく退屈しません。いわゆるストーブリーグが開幕、すでに各チームは来季の戦力を整えようとフリーエージェント選手の獲得交渉を開始しており、MLB事務局もまた12年度の優秀選手の表彰や来季に向けてのさまざまな取り組みを発表しています。

MLB全体に関係する動きとして来季の目玉になるのは、ヒューストン・アストロズのナショナルリーグからアメリカンリーグへの移動でしょう。ご存じのように、メジャーリーグはアメリカン、ナショナルの2リーグがあるのですが、今年まではア・リーグ14チーム、ナ・リーグ16チームとなっていました。また、ア・リーグ西地区が4チームしかないのにナ・リーグ中地区は6チームあり、地区優勝チームがプレーオフに出られるという制度のもとでは不公平です。これを解消するためにアストロズがナ・リーグ中地区からア・リーグ西地区に移動することになったのです。これでア・ナ両リーグの全地区が5チームずつになるというわけです。チームのリーグ移転は1998年にア・リーグからナ・リーグに移転したミルウォーキー・ブリュワーズ以来。しかし両リーグともにチーム数が奇数ですので、毎日どこかで1試合はリーグをまたいだインターリーグマッチ(交流戦)が行われるということになります。

このようなことからファンの中には、MLB事務局にとって今回のアストロズのリーグ移転はあくまで暫定的なものという見方をする人もいます。やはり両リーグとも偶数のほうがすっきりしますし、ということは、MLBはさらにチーム数を増やすつもりではないかと。

ところで、数日前にアストロズにはちょっとした事件がありました。チームは来季からのア・リーグ移転を記念してユニフォームのデザインを一新したのですが、新デザインのグッズが発表の4日前に一部のスポーツショップとMLB.comのオンラインショップに並んでしまい、せっかくの発表セレモニーに水を差してしまったのです。これについてはMLBが不手際を認めてアストロズに正式に謝罪しました。

新ユニフォームのデザインは、一言でいえばレトロ調。1940~50年代のヒューストン・コルツ時代を思わせるもので、ファンのツイッターなどを見ると、おおむね好意的に受け止められているようです。帽子のマークもこれまでの星だけのデザインから、星の上に「H」が乗った70~80年代のデザインに近いもの。アストロズといえば未来的な「虹色ユニフォーム」で話題をさらったかと思うと、このように復刻調のデザインを採用することもあり、なんだかユニフォームは未来と過去を行ったり来たりしているような印象があります。

ところで、アストロズに関して気になるのは、引退しているサイ・ヤング賞5回受賞の大投手ロジャー・クレメンスを再獲得するのではないかという噂。実際、今年クレメンスは独立リーグの実戦登板も経験し、着々と準備を進めているようですが、50歳の再デビューは実現するのでしょうか。アストロズは2年続けてナ・リーグ中地区最下位、しかも2年続けて100敗以上という目を覆いたくなるような惨状。話題作りとしてもクレメンス獲得はなくはないように思えるのですが、どうでしょうか。与田剛さんの予想も聞いてみたいところです。



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