2012年11月10日土曜日

MLBとハリケーン・サンディと与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、メジャーリーグのハリケーン被災者支援の話題です。

先日、アメリカ東部を襲った大型ハリケーン「サンディ」は記録的な被害をもたらし、ハリケーンが去って10日以上たつ今なお停電やガソリン購入規制が続く地域があると言われます。サンディは最短の4試合で終わったワールドシリーズの閉幕とともに来襲したわけですが、もし7戦まで続いていたら日程に大きな狂いが出ていたでしょう(与田剛さんもワールドシリーズの解説の後、飛行機が飛ばず現地で足止めを食ったそうです)。その意味では、サンフランシスコ・ジャイアンツの4連勝での優勝は、シリーズの盛り上がりには欠けたものの良かったと言えるかも知れません。

東日本大震災のときもそうでしたが、こういった災害時にMLBは積極的に支援活動を行います。MLB機構と選手会は、サンディによる被災者支援のため100万ドル(約8000万円)の寄付を表明。ニューヨーク・ヤンキースやニューヨーク・メッツなど東部のメジャー球団、さらにはかつてニューヨークに本拠地をおいていたワールドシリーズ王者ジャイアンツもそれぞれ寄付や支援を行っています。チャリティに熱心なことで知られるメッツのR.A.ディッキー投手は、個人的に2万ドルを寄付したと報じられました。彼がプレイヤーズチョイスアワードでナ・リーグの優秀投手に選ばれたのは、このような人間的な側面もあるのではないでしょうか。

「この非常事態に我々のファンや地元社会をサポートするのは、メジャーリーグにとって名誉なこと。また、全ての関係者が地域のリーダーやいち早く手を差し伸べてくれたボランティアたちに感謝している。今こそ偉大なるアメリカンスピリットを発揮する時だ」
--- MLBコミッショナー バド・セリグ

「サンディによる隣接3州への被害はすさまじいものだが、我々はここから立ち直って見せる。ヤンキースも自分たちの役目を果たすつもりだ」
--- ニューヨーク・ヤンキース ハル・スタインブレナー共同オーナー

超人的なプレーでファンを興奮させてくれるだけでなく、困っている人々を率先して支援するのもMLBの魅力ですね。


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