2012年11月9日金曜日

2012年シルバースラッガー賞と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、今日発表されたシルバースラッガー賞について。

さあ、MLBの各賞の発表ウイークが始まりました!先日はグラブのローリングス社が守備の達人を表彰するゴールドグラブ賞が発表されましたが、今回はメジャーリーガー御用達バット「ルイビルスラッガー」のメーカーであるヒラリッチ&ブラズビー社が打撃に優れた選手を表彰するシルバースラッガー賞です。両リーグ、各ポジションごとにもっとも打力の優れた選手を表彰するというもの。アメリカンリーグは「指名打者」の枠があるのに対し、ナショナルリーグは「投手」の枠があります。

受賞者は、次の18人です。

アメリカンリーグ

一塁手 プリンス・フィルダー(デトロイト・タイガース)
二塁手 ロビンソン・カノ(ニューヨーク・ヤンキース)
三塁手 ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)
遊撃手 デレク・ジーター(ニューヨーク・ヤンキース)
左翼手 マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)
中堅手 ジョシュ・ハミルトン(テキサス・レンジャース)
右翼手 ジョシュ・ウィリンガム(ミネソタ・ツインズ)
捕手    A.J.ピアジンスキー(シカゴ・ホワイトソックス)
指名打者ビリー・バトラー(カンザスシティ・ロイヤルズ)

ナショナルリーグ

一塁手 アダム・ラローシュ(ワシントン・ナショナルズ)
二塁手 アーロン・ヒル(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
三塁手 チェイス・ヘッドリー(サンディエゴ・パドレス)
遊撃手 イアン・デズモンド(ワシントン・ナショナルズ)
左翼手 アンドリュー・マッカッチェン(ピッツバーグ・パイレーツ)
中堅手 ジェイ・ブルース(シンシナティ・レッズ)
右翼手 ライアン・ブラウン(ミルウォーキー・ブリュワーズ)
捕手   バスター・ポージー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)
投手   スティーブン・ストラスバーグ(ワシントン・ナショナルズ)

もっとも多く受賞者を出したのはナショナルズ。面白いのは投手のストラスバーグですね。今年は肘の手術を受けた影響で投球回数を制限されたことにより、9月上旬で一人さびしくシーズンを終了。ポストシーズンでの投球も実現しなかったわけですが、160km/h以上のボールを投げるこの火の玉投手(与田剛さんも157km/hのボールを投げました)は、バッティングにも非凡なものを持っているのです。今季の打率は.277、しかも二塁打を4本、ホームランも1本(オリオールズのチェン・ウェイン投手から)打っています。ホームランを打った後の談話で「野手じゃないからいつもこうはいかないよ」と答えていましたが、これは謙遜でしょう。打席の雰囲気からも、かなりバッティングが好きなことがうかがえます。

ゴールドグラブとシルバースラッガーを両方受賞した、守備も打撃も両方イケてるプレーヤーはカノ、ラローシュ、ヘッドリー、マッカッチェン。カノとマッカッチェンは日本でもそこそこ知名度がありますが、ラローシュ、ヘッドリーはあまり知られていないのでは?このあたりは人気がイマイチの球団ということもあるでしょうが、メッツのデイビッド・ライト、ナショナルズのライアン・ジマーマンといった強打者のひしめくナ・リーグの三塁で選出されたヘッドリーは、今季突然開花したスイッチヒッターで今後も要注目。毎年新しいスターが出てくる、知れば知るほど楽しくなるMLB、来季も与田剛さんの解説で楽しみましょう。


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