2012年9月18日火曜日

MLBの2人の新人王候補と与田剛

皆さんこんにちは。
本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、メジャーの新人王のことを語ります。

日本人選手のMLBでの新人王は、1995年の野茂英雄投手が第1号。次いで2000年に大魔神こと佐々木主浩投手が受賞しています。

そして第3号はイチロー選手。今では信じられないことですが、イチローは日本人野手で初めてのメジャー挑戦ということもあり、「打率はそこそこいくだろうがパワーがないのでレギュラーを獲れるかどうかも怪しい」という冷ややかな声が、どちらかと言えば強かったのです。

しかしシーズンを終わってみれば、イチローはア・リーグ新人王はおろか、MVP、首位打者、盗塁王、ゴールドグラブ、シルバースラッガー賞と個人表彰を独占。その年のシアトル・マリナーズの史上最多勝での地区優勝の原動力となりました。イチロー自身も1995年の「ノモマニア」現象以上のブームを巻き起こし、アメリカの子供たちはこぞって草野球でイチローのバッティングフォーム(打席で刀を抜いて立てるのに似た構え)を真似したものです。

そして今、MLB新人時代のイチローを超える勢いのスーパールーキーが現れました。しかも2人。ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトとワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー、両外野手です。

トラウトは本日段階でア・リーグの打率2位、盗塁1位、得点1位、長打率3位。メジャーに昇格したのが4月末だったので他の選手より1ヶ月実働期間が短いのにこの数字は大したもの。また守備も一級品で、センターバックスクリーン前でジャンプして相手チームのホームランボールをもぎとるスーパーキャッチを何度も披露してくれています。

ハーパーはかつてドラフトで全米1位指名を受けた超逸材。そして21歳のトラウトよりさらに若い19歳。今のところタイトルにからむような数字はあげていませんが、10代でメジャーチームのレギュラーを張るというのは大変なこと。しかも地区優勝をほぼ決めているナショナルズですから、単なる客寄せではありません。左打席から放たれる目にもとまらない鋭い打球は、今後何年かのうちに打撃タイトルを獲ることを予感させます。

トラウトとハーパー、このアメリカン、ナショナル両リーグに同時に現れたスーパールーキーは、そろって今年のオールスターゲームに選出されました。与田剛さんもデビュー年は新人王に輝き、オールスターにも選出されています。ところで、アメリカン・リーグにはダルビッシュ有投手がいます。アの新人王はトラウトかダルビッシュか、気になるところですね。与田剛さんにレポートしていただきたいものです。


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