2012年9月27日木曜日

ナショナル・リーグの最後の1枠と与田剛

皆さんこんにちは。
本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、ナショナル・リーグのワイルドカード争いです。

今年からワイルドカード(地区優勝チーム以外で一番勝率の良いチームがプレーオフに出られるシステム)の枠がアメリカン、ナショナルともに2つになったメジャーリーグ。予想通り、9月になっても激戦続きで、システムの変更を企画したMLBの事務局も大満足でしょう。現在、ナショナルリーグはプレーオフ進出チームが決定、ワシントン・ナショナルズ、シンシナティ・レッズ、サンフランシスコ・ジャイアンツがすでに勝利の美酒を飲みました。

そして昨日ワイルドカードの1枠をアトランタ・ブレーブスが確保。昨年は1勝が足りず涙を飲んだブレーブス、今年は見事に雪辱を果たしました。これでワイルドカード枠はあと一つ。現在のところセントルイス・カージナルスが頭一つ抜け出しており、ロサンゼルス・ドジャースとミルウォーキー・ブリュワーズが全く同じ勝敗数で追いかけています。カージナルスとドジャース、ブリュワーズのゲーム差は4.5。この時期、普通に考えれば追いつくには絶望的な差ですが、何が起こるかわからないのが9月、まだまだ波乱の可能性は残されています。

とくにこの9月のブリュワーズの快進撃は驚異的でした。前半戦ふるわず、トレード期限直前にエースのザック・グレインキーをロサンゼルス・エンゼルスにトレードで放出したときは、多くの人の頭に「終戦」の二文字が浮かんだはず。しかしブリュワーズは8月以降調子を取り戻し、9月に入って猛チャージ。昨日、一昨日と痛い連敗を喫してしまいましたが、それまでは16勝5敗というハイペースで勝ち進み、カージナルスにもう少しで手が届くところまで接近していました。

選手で好調なのは昨年MVPのライアン・ブラウン左翼手、長打力のあるアラミス・ラミレス三塁手、骨折から復帰したジョナサン・ルクロイ捕手、そして切り込み隊長として定着した青木宣親右翼手。9月21日、9回に逆転の口火を切った青木のバントヒットは、ロン・レネキー監督も「パーフェクト」と評した見事なもの。俊足としぶとい打撃で、青木もれっきとした新人王候補の一人です。そして投手ではクローザーのジョン・アクスフォードが安定してセーブを稼いでいます。与田剛さんも中日ドラゴンズのクローザーでしたね。

ブリュワーズにとって有利な材料は、残りの対戦相手がすでに優勝を決めたレッズ、次が今季105敗している今季メジャー最弱のヒューストン・アストロズ、最後はこちらも今季終了ムードのサンディエゴ・パドレスであること。レッズはプレーオフに勝ち残れば対戦する可能性がありますので潰しにくるでしょうが、アストロズとパドレスはモチベーションそのものが低いはず。いっぽうカージナルスはレッズ、ナショナルズという強敵と6連戦があります。こうなると、ブリュワーズが最後の最後で大逆転というシナリオも夢ではないかも?多少ひいき目すぎる見方かも知れませんが、やはり日本人に一人でも多くプレーオフに出てほしいですからね。与田剛さんもきっと同じ思いではないでしょうか。

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