2012年9月29日土曜日

45年ぶりの三冠王候補出現と与田剛

皆さんこんにちは。
本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、アメリカン・リーグで45年ぶりに三冠王が生まれるかも知れないという話題です。ちなみに、45年前の最後の三冠王とは、ボストン・レッドソックスのカール・ヤストレムスキーです。

その選手は、デトロイト・タイガースのミゲル・カブレラ三塁手。本日(9月28日)現在の成績は、打率1位(.326)、打点1位(133打点)、本塁打2位(42本)。本塁打だけが2位ですが、1位はテキサス・レンジャースのジョシュ・ハミルトンの43本ですから完全に射程内。しかも残りの6ゲームはミネソタ・ツインズ、カンザスシティ・ロイヤルズとの3連戦。投手力の弱い下位チーム相手だけに本塁打の出る可能性は十分です。

カブレラはベネズエラ生まれの29歳。父は元野球選手、母はソフトボールのベネズエラ代表、おじは元マイナーリーガーという野球一家に生まれ育ちました。10代の頃から抜群の野球センスを発揮し、フロリダ・マーリンズと契約して20歳でメジャー昇格。なんとデビュー戦でサヨナラ本塁打を放つという離れ業を演じます(史上3人目)。デビュー年、本塁打と打点は新人選手としてリーグ2位、長打率.468は同1位、新人王投票では5位にランクされました。与田剛さんはデビューの年、新人王に輝きましたね。

カブレラのこれまで獲得した打撃タイトルは、2008年に本塁打王(37本)、2010年に打点王(126打点)、2011年に首位打者(.344)と、すでに主要タイトルは経験済み(順位はすべてア・リーグ)。昨年までナショナル・リーグにいてアルバート・プホルス、ライアン・ブラウンというトップレベルの右の強打者を身近で見てきた同僚のプリンス・フィルダーは、「ミギー(カブレラの愛称)はその2人と存在感が全く違う。大砲なのにミート力もすごい。現代最高の右打者だ」と絶賛しています。

素行の悪さと太りやすさから、「自己管理ができていない」と批判されることがあるものの、実は故障者リストに入ったことはなく、守備でも意外に俊敏なところを見せることがあるカブレラ。タイガースは9月まで首位を守っていたシカゴ・ホワイトソックスを抜き去って現在ア・リーグ中地区首位。チームが優勝して三冠王を獲れれば、MVPの勲章もぐっと近くなります。全盛期の与田剛さんと勝負したらどうなるでしょうか?



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