2013年6月13日木曜日

MLBチームの別名と与田剛(AL編)

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、メジャーリーグチームの別名、すなわち愛称・略称の話題です。

長い名前が略されたり、わざと別の名前で呼ばれだり、メジャーリーグの球団の多くはファンや関係者が好んで使う別の名称があります。それらは、米国の新聞などでは何の説明もなく使われるので、知らない人は「どこのチームのこと?」と戸惑うかも知れません。

まずは略称パターン。たとえばニューヨーク・ヤンキースはYanksと縮めて書かれます。ボストン・レッドソックスは略してBoSox(ボソックス)、対してシカゴ・ホワイトソックスはChiSox(チゾックス)と略されて区別されています。これは分かりやすいですね。

頭文字にアポストロフィSがつくのは、お馴染みオークランド・アスレチックスのA's、同じようにボルチモア・オリオールズはO's、シアトル・マリナーズはM'sと呼ばれます。これは日本の新聞でヤンキースが「ヤ軍」と書かれるのと同じ感覚でしょうか。

略称ではなく、正式名称にちなんだ愛称を持つのはクリーブランド・インディアンスで、別名「トライブ(Tribe)」。トライブとは「族」を指す言葉で、もちろん北米インディアンにちなんだもの。これは読売ジャイアンツが「巨人」と呼ばれるような感じですね。ロサンゼルス・エンゼルスの別名は「ヘイローズ(Halos)」。ヘイローはエンゼルスが創立以来シンボルとして使い続けている「天使の輪」を意味します。

最近の米国の新聞記事を見ると、“Tribe win in dramatic walk-off fashion”(トライブが劇的なサヨナラ勝利)、“Markakis, Gonzalez help O's trim Halos”(マーケイキスとゴンザレスの活躍でO'sがヘイローズを退ける)といった見出しがありました。チームの愛称を知らなければ何のことか分かりません(笑)。

与田剛さんの解説はMLBに詳しくない人にも分かりやすいと好評ですが、こういった「分かる人にしか分からない」情報もたまにはいいですね。



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