2013年9月15日日曜日

あまりうれしくない?リベラの勝ち投手と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、セーブのシチュエーションで登板したニューヨーク・ヤンキースのマリアノ・リベラ投手に勝ち投手の記録がついてしまった話題。

その日、リベラが投げたのはボルチモア・オリオールズ戦、6対5とヤンキースが1点リードして迎えた9回裏。この回の始めからマウンドに上がったリベラは危なげなく打者を3人で退け、ヤンキースが勝利しました。普通ならリベラにつく記録はセーブになるはずなのですが、しかし公式記録員が彼に与えたのは勝利投手。

その理由はリベラが登板する前にありました。8回裏、ヤンキースは5対2と3点リードの状態でデイビッド・ロバートソンをマウンドに送ります。今シーズン限りで引退を表明しているリベラの後継者と期待されるロバートソンですが、この日は大乱調。伏兵ダニー・バレンシアに3ランホームランを浴びるなど4安打3失点で同点に追いつかれてしまいます。しかし9回表に登板したオリオールズの守護神ジム・ジョンソンもピリッとしません。先頭のブレンダン・ライアンがヒットで出塁、後続のヒットと犠牲バントで三塁に進塁します。そしてアレックス・ロドリゲスの打席でジョンソンが痛恨のワイルドピッチ。労せずヤンキースが1点を勝ち越し、その裏をリベラが締めました。

通常ならばロバートソンが勝ち投手の権利を得るはずなのですが、ここで引き合いに出されたのが「救援投手が効果的でなかった場合には勝ちの記録は与えられず、彼に続いて出た救援投手がリードを保つのに十分な効果的な投球をしたならば、この投手に勝ちが与えなければならない」という野球規則。よって、散々な投球をしたロバートソンではなく完璧に試合の幕を引いたリベラに勝ちがついたというわけです。

しかし、リベラは現在43セーブでアメリカンリーグのセーブ王争いの第2位。1位はこの日負けが付いたジョンソンで44セーブ。勝ちよりもセーブのほうが有難かったのは誰の目にも明らかで、なんとも無粋な記録となってしまいました。与田剛さんは中日のクローザーでしたが、このような規則で勝ちがついたことはあるでしょうか?



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