2013年8月18日日曜日

負け方を忘れた?ドジャースの快進撃と与田剛

皆さんこんにちは。本日の与田剛ファンの気まぐれブログは、今シーズン今ひとつのスタートで期待外れと言われながら、オールスター後は絶好調であっという間にナショナルリーグ西地区で独走態勢に入ってしまったロサンゼルス・ドジャースの話題。

とにかく最近のドジャースの勢いは凄まじいと言うほかありません。今日のゲームにも勝って、10連勝を記録。昨年後半から多くの資金を投入してスター選手を積極的に補強し、今シーズンは優勝候補の筆頭にあげられながら6月終了時点で37勝43敗と冴えない戦績。ドン・マティングリー監督のシーズン中解雇が噂され始めた6月中旬から急にエンジンがかかり、地区首位にいたアリゾナ・ダイヤモンドバックスをあっと言う間に追い抜いてしまいました。月別の勝敗を見ると、今シーズンのドジャースの極端さがよくわかります。

4月 12勝 13敗      
5月 10勝 17敗(8連敗を含む) 
6月 15勝 13敗(6連勝を含む)
7月 19勝   6敗(6連勝を含む)
8月 15勝   1敗(10連勝中)

すでに貯金は20以上、開幕時とはまるで別のチームになったかのようですが、その立役者はやはりキューバから亡命して旋風を巻き起こし続けているヤシエル・プイグでしょう。ドジャースの「逆襲」はプイグの昇格とぴったり一致しているからです。プイグは現段階で打率.364、11本塁打を記録。そして何より恐れを知らない超積極的な外野守備で、いくつものヒット性の当たりをアウトにしてきました。打球を追ってフェンスにぶつかることも数知れず、ファンとしてはケガだけはしないでほしいと祈りながらも、プイグの信じられない身体能力を目の当りにすると、もっと彼の守備位置に難しい打球が飛んでほしいと願ってしまいます。

投手では今シーズンの新戦力、ザック・グレインキーが11勝3敗。柳賢振が12勝3敗と活躍。さらに7月のトレード期限前にマイアミ・マーリンズから獲得したリッキー・ノラスコが移籍後7試合で4勝をあげる好調ぶりを見せれば、エースのクレイトン・カーショウが二度目のサイ・ヤング賞を獲得しそうなパワーピッチングを披露。カーショウは12勝7敗と意外に勝ち星が伸びていませんが、これは打線の援護に恵まれない不運によるもので、防御率1.80はメジャー全体で堂々1位。クローザーはケンリー・ジャンセンが健在、ブランドン・リーグも復調しており、ダブルストッパーで火消しを務めます(与田剛さんも中日のクローザーでした)。

2位Dバックスを5ゲーム差で引き離し、米国のスポーツ紙では「負け方を忘れてしまった」と評されるほどの圧倒的な強さを見せるドジャース。この調子でさらに2位との差を広げていくのか、終盤にまだ波乱があるのか、与田剛さんの解説で楽しみたいですね。



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